「夏休み、毎日のお昼どうしてる?」
給食のありがたさを、これほど感じる季節はありません。
朝ごはんの片付けが終わったと思ったら、もうお昼の心配。そんな日が続くと、メニューを考えること自体がしんどくなってきます。
この記事では、夏休みの昼ごはんを「ワンパターンでいい」と割り切って、ラクに回す方法をまとめました。
夏休みの昼ごはんがしんどい、本当の理由
しんどさの正体は、料理の手間そのものより「毎日決めること」にあります。
夕飯は、ふだんから考え慣れています。でも昼ごはんは、学校がある時期なら給食におまかせだったもの。
そこに1日1回、決めごとが増える。この積み重ねが、思った以上に効いてきます。
しかも夏は、キッチンに立つだけで体力を消耗します。「決める負担」と「暑さ」の二重苦が、夏休みの昼ごはん問題の正体です。
だからこそ、毎日ちがうものを作る方向でがんばるのではなく、「決めなくていい仕組み」を作る方向で考えてみませんか。
ちなみに、これは夕飯にも使える考え方です。献立を一週間分まとめて決める方法で書いた「先に決めておくとラク」という話の、昼ごはん版だと思ってください。
昼はワンパターンでいい、と決めてしまう
まず、心の持ちようをひとつ。昼ごはんは、ワンパターンでいいんです。
大人だって、平日のランチは意外と同じものを食べています。お昼が多少単調でも、朝と夜で帳尻が合っていれば十分です。
栄養の偏りが気になるときは、「麺や丼に、野菜かたんぱく質をひとつ足す」くらいのゆるいルールでかまいません。
ミニトマトを添える、卵を落とす、ツナをのせる。そのひと手間だけで、気持ちもだいぶ違ってきます。
メニューではなく「型」で決めておく
おすすめは、その日のメニューではなく「型」を決めておくことです。
- 麺の日(そうめん・冷やしうどん・パスタ)
- 丼の日(そぼろ丼・親子丼・中華丼)
- パンの日(サンドイッチ・ピザトースト)
- 冷凍・レトルトの日(冷凍チャーハン・カレー)
- セルフの日(おにぎりと具を並べて、各自で作る)
型さえ決まっていれば、あとは冷蔵庫にあるものを当てはめるだけ。
「今日は麺の日だから、具はツナときゅうりにしよう」くらいの軽い判断で済みます。
型は5つそろえなくても大丈夫。3つで回してもいいし、しばらく麺が続いてもいい。続けやすい形がいちばんです。
回し方のコツ|曜日で固定して、中身だけ変える
型を決めたら、曜日にひもづけてしまうのがいちばんラクです。
| 曜日 | 型 | 例 |
|---|---|---|
| 月 | 麺の日 | そうめん+薬味とツナ |
| 火 | 丼の日 | そぼろ丼+スープ |
| 水 | 冷凍・レトルトの日 | 冷凍チャーハン+トマト |
| 木 | パンの日 | ピザトースト+ゆで卵 |
| 金 | セルフの日 | おにぎりバイキング |
「月曜は麺」と決まっていれば、朝の時点でお昼の見通しが立ちます。
同じ麺の日でも、そうめん→冷やしうどん→ぶっかけそば、と替えれば意外と飽きません。
型は固定、中身だけ入れ替える。これが回し方の基本です。
飽きてきたら、トッピングで変化をつける
2週目あたりで「またそうめん?」の声が上がったら、味を変えるのではなくトッピングを足すのが手軽です。
ツナ缶、温泉卵、揚げ玉、韓国のり、ちくわ。このあたりを常備しておくと、同じ麺でも表情が変わります。
「今日は好きなものを2つのせていいよ」と選ばせると、子どもにとっては別メニューになるようです。
表を貼っておくと「今日なに?」が減る
曜日の表を冷蔵庫に貼っておくと、子どもが自分で確認するようになります。
「今日のお昼なに?」に答え続ける小さなストレスが、これだけでひとつ減ります。
買い出しと仕込みを「昼ごはん仕様」にする
週のはじめに4カテゴリをそろえる
型が決まると、買うものも自動的に決まります。
麺類、丼の具になる缶詰やひき肉、パン、冷凍主食。この4カテゴリを週のはじめにそろえておくと、昼の在庫切れで慌てることがなくなります。
そうめんのつゆや薬味、ふりかけなどの「脇役」も、切らすと地味に困るもの。買い物リストに固定で入れておくと安心です。
夕飯を少し多めに作って「昼スライド」
夕飯のおかずを少し多めに作って、翌日の丼の具に回すのもおすすめです。
カレーや肉野菜炒めは、ごはんにのせるだけで立派な昼ごはんになります。
作る量を気持ち多めにするだけなので、手間はほとんど増えません。
セルフの日は「仕組みで休む」日
週に1日、「セルフの日」を入れておくのもおすすめです。
朝のうちにごはんを炊いて、ふりかけや梅干し、のりを並べておくだけ。あとは各自でおにぎりにして食べてもらいます。
小学生くらいなら、自分で作るほうが楽しんで食べてくれることも。「作ってあげなきゃ」を1日だけ手放せる日になります。
手抜きじゃなくて、夏を乗り切る作戦
夏休みの昼ごはんをパターン化するのは、手抜きではありません。40日近く続く長丁場を乗り切るための、立派な作戦です。
お昼で浮いた気力は、夕飯や、子どもと過ごす時間に回せばいい。
それでも疲れてどうにもならない日は、無理をしないのがいちばんです。そんな日の乗り切り方は「疲れて料理したくない日の夕飯」でも紹介しています。
夏休みは長いようで、終わってみればあっという間。お昼のことは仕組みにまかせて、少しでも身軽に過ごせますように。
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