夏野菜をもらいすぎた日の使い切り術|きゅうり・なす・トマトの大量消費

夏になると、野菜が一気にやってきます。実家から段ボールで届いたり、ご近所から袋いっぱいのきゅうりをいただいたり。

ありがたい。でも正直、ちょっと困る。冷蔵庫に入りきらないし、同じ野菜が続くと家族の箸も進みません。

この記事では、きゅうり・なす・トマトの定番夏野菜を中心に、もらいすぎた日の使い切り方をまとめました。がんばりすぎない段取りで、おいしいうちに食べ切っていきましょう。

まず最初にやること|「今日・数日・冷凍」に仕分ける

もらった野菜をそのまま野菜室に押し込むと、奥のほうから静かに傷んでいきます。最初の10分だけ、仕分けに使ってみてください。

仕分けの基準は3つだけ

  • 今日〜明日で食べる:完熟しているもの、傷があるものから先に。カウンターに出しておくと忘れません。
  • 数日かけて食べる:状態のよいものを野菜室へ。ポリ袋や新聞紙で乾燥を防ぎます。
  • 冷凍・加工に回す:食べきれない分は「あとで」ではなく、最初から冷凍や作り置きに回してしまいます。

この「最初から冷凍に回す」と決めてしまうのがポイントです。余ってから慌てるより、気持ちがずっとラクになります。

ちなみに、まだ青みが残るトマトは、常温に置いて追熟させる手もあります。赤くなった順に食べていくと、無駄が出にくくなります。

野菜ごとの保存の目安は、野菜の日持ち目安一覧の記事にまとめています。仕分けに迷ったら、あわせてどうぞ。

きゅうりの大量消費|「塩もみ」を覚えれば怖くない

きゅうりは水分が多く、あまり日持ちしない野菜と言われます。生のままポリポリかじるだけでは、10本の袋にはなかなか追いつきません。

基本は塩もみ。かさが半分になります

薄切りにして塩をふり、しんなりしたら水気をぎゅっと絞る。これだけで、かさがぐっと減ります。

塩もみきゅうりは万能です。酢の物、ツナマヨ和え、たたききゅうりの中華和え。絞った状態で冷蔵しておけば、あと一品にすっと出せます。

味付けは、市販の浅漬けの素やめんつゆに頼って構いません。ポリ袋で漬ければ、洗い物もほとんど出ません。

意外と合う、加熱きゅうり

実は、きゅうりは炒め物にも使えます。豚肉と一緒にさっと炒めると、みずみずしい食感が残っておいしいんです。

「きゅうり=サラダ」の思い込みを外すと、消費のペースが一気に上がります。スープや漬け物炒めなど、加熱レシピをひとつ持っておくと心強いです。

なすの大量消費|焼きびたしと冷凍が二本柱

焼きびたしは作り置きの王様

多めの油で焼いて、めんつゆに浸すだけ。冷蔵庫で冷やしておくと、暑い日のごはんが進む一品になります。

一度に5〜6本まとめて作れるのも、もらいすぎた日にはうれしいところ。おろししょうがを添えれば、そうめんのお供にもなります。

なすは油と相性のいい野菜です。焼く前に油を軽くまとわせておくと、少ない油でもとろっと仕上がります。

切ってから冷凍しておく

なすは乱切りや輪切りにしてから冷凍できます。凍ったまま味噌汁や麻婆なす、カレーに入れれば、火の通りも早くて時短にもなります。

食感は生のときと少し変わりますが、味のしみ込みはむしろよくなる印象です。「揚げびたし系は冷凍なすで十分」と割り切ると、気がラクになります。

トマトの大量消費|完熟こそ加熱がおいしい

柔らかくなってきたら、迷わずソースに

完熟して柔らかくなったトマトは、サラダよりも加熱向き。ざく切りにしてにんにくと炒めるだけで、即席のトマトソースになります。

パスタはもちろん、卵と炒めたり、鶏肉を煮込んだり。多めに作って冷凍しておけば、忙しい日の強い味方です。

味が薄いと感じるトマトも、加熱して塩を少し足すと、ぐっと味が濃く感じられます。生でおいしくないから、と落ち込む必要はありません。

丸ごと冷凍という選択肢

トマトはヘタを取って、丸ごと冷凍もできます。凍ったトマトを水にくぐらせると皮がつるんとむける、と言われるのも冷凍ならではの便利さです。

凍ったまますりおろして冷製スープ風にしたり、半解凍でカットして煮込みに入れたり。「置き場所がない」が「ストックがある」に変わります。

3つの野菜の使い切り早見表

野菜定番の使い切り保存のひと工夫
きゅうり塩もみ・浅漬け・酢の物・炒め物塩もみして水気を絞ってから冷蔵
なす焼きびたし・味噌炒め・麻婆なす切ってから冷凍、凍ったまま調理
トマト即席ソース・煮込み・冷製スープ完熟は加熱へ。丸ごと冷凍もOK

それでも余りそうなら、無理に抱え込まない

ここまで書いておいてなんですが、全部を自分の家で食べ切ることだけが正解ではありません。

おいしいうちに、職場や友人におすそ分けする。それも立派な使い切りです。傷ませてから捨てるより、ずっと気持ちよく循環します。

焼きびたしや即席ソースにしてから渡すのも、意外と喜ばれます。「作りすぎちゃって」のひと言を添えて。

家庭でできる食品ロス対策は、食品ロスを家庭で減らす小さな習慣の記事にもまとめています。

使い切りの「型」がいくつか手元にあると、どっさり届いた日も慌てなくなります。今年の夏に見つけた型は、来年の夏もそのまま使えます。

もらいものの野菜は、夏のちょっとしたボーナスのようなもの。仕分けて、定番に落とし込んで、気楽に付き合っていきましょう。

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